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フェラーリと黒いホイールとローダウンが大好きです。みなさんのカッコイイ車を眺めるのも大好きです。


by ben1725

そして秩父に着いた

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秩父に行こうと決めたはいいけど、走り方も何もわからないしどうしよう…。と思っていた矢先、秩父最速の人が自分と同じブログをやっていることがわかり、早速教えを乞いたいとお願いをしてみました。

なぜカートをやりたいのかを聞かれたので彼女の前でいいカッコしたいと正直に答えましたが、あっさりOKをもらいました。
しかも彼は実は18歳の少年だとわかりビックリ。後でわかったのですが、男の意地もちゃんと理解してくれていたのでした。

そして7月の半ばのある日、4時間かけてすでにヘロヘロになり秩父に着きました。(汗
彼はすでに来ていました。ブログでは快諾はしてはくれたものの、素っ気ないクールな印象でしたが、実物はアイドルとしてデビューできるんじゃないかと思えるほどのイケメンでとても人懐っこい少年でした。

彼は何もわからない自分にいろいろと教えてくれ、一緒に走ってくれました。
初めてのカートはさすがに新鮮でした。何しろ地面から3センチほどのところに座るのでとてもスピード感があります。
初心者はまず全開で踏むことができないと聞いていましたが、確かにわかります。

しかし自分は決めていました。コーナリングはできないにしてもブレーキポイント以外ではアクセルは絶対に離さないと。そのかいあっていきなり目標とするタイムを出すことができました。
それからさらに3時間ほど練習を続けました。
少年の指導のおかげでさらに1秒ほどタイムアップを果たすことができました。

疲れ果てお礼を言って帰ろうとする自分に少年は言いました。「初めてでこのタイムを出した人は見たことがないです。これからも教えるので通ってください!」と。驚く自分に彼はニッコリして続けました。
「彼女の男友達を軽くやっつけるぐらい速くなりましょう!」と。
自分はとても感動するとともに、なんてしっかりしたコなんだろう、と驚きを隠せませんでした。カート歴わずか一年にしてレベルの高い秩父のトップに上り詰めたのもうなずけます。
こうして年の差25歳の逆師弟コンビ(笑)が誕生し、それから炎天下でも氷点下でも体調が多少悪くても毎週のように片道130キロの秩父に通う自分があります。キャリア1ヶ月でレースデビューもさせていただきました。
師匠とは師弟関係だけでなく、友達として、そしてときには親子のような付き合いをさせてもらっています。この秩父に初めて行った日は、人間の出会いの不思議さと素晴らしさを感じた日であり、忘れられない日となりました。
いつも自分が練習のときに心がけているのは、とりあえず腹黒は忘れて(爆)少年のように真っ白な心でどんな小さなことでも吸収しようということです。
カートは単純なようで実に奥深い乗り物です。一時のマイブームで終わらせるのではなく、師匠との友情とともに末長く続けて行きたいと思っています。♪
おわり。
by ben1725 | 2009-04-13 19:18